studio150
[執筆] studio150

Paul McCartney – Out There Japan Tour 2013.11.11.京セラドーム大阪

中学生の時英語の授業で、 ビートルズの「イエスタデイ」を歌ったのが、 ポールの音楽にふれた最初の機会だったと思う。ずいぶんポップミュージックと共に年を重ねてきたが、 そのルーツを辿ると結局ビートルズに行き着いてしまう。2013年11月11日 京セラドーム大阪 ポール・マッカートニー「アウトゼアージャパンツアー」追加公演。ポール・マッカートニー御年71歳! これが最後になるのでは?最後に伝説をこの目に焼き付けようと、違う意味でも注目された11年ぶりの来日公演。ふたを開けてみれば、 記念に観ておこう的な大御所のコンサートではなく、約半世紀にわたるポップミュージックの歴史をポール案内のもと旅しているようなタイムトラベルであり、音楽に選ばれしシャーマンとの対話のようなカタルシスに満ちた神秘体験であった。ベース、ギター、ピアノを演奏して、キーも下げず歌って、アンコール2回全37曲って…それも世界中の誰もが知っている名曲ばかり…どういうことだよ…「…すげぇな…」ステージ上の子供のようにお茶目なポールとは対照的に、客席ではただただ驚嘆の声が聞こえるばかりだった。バッハ、モーツァルト、ベートーベンは生で聴けなかったけど、ポール・マッカートニーの音楽を生で聴けた幸運に感謝する。

Paul McCartney – Out There Japan Tour
日時
2013年11月11日
会場
京セラドーム 大阪
Paul McCartney公式サイト